事前に地図を調べ情報収集もしてスケッチに出かけても、現地が予想通りでないケースはよくありますが、予想以上の幸運で感動する時があります。④~⑥はそのような幸運に出会ったスケッチ例の一部です。
④は9月スケッチ旅行の3日目に台風が来た時に雨がやみ橋からスケッチしていたら、上流の雲の中から高さの揃った山々が現われ、その後山々は再び雲の中に消えていきました。台風でスケッチは諦めていましたが、思いがけず温泉の湯気のように雲が動き出し数分だけ山々が現われたシーンです。
⑤は地図を手に駅で教えられたとおりプロヴァンスの強い日差しの中を歩き続け、やっ と着いた古いつり橋はトラックが通るたびにスケッチできないほど激しく揺れましたが、橋の下は大きなバージ船が通るローヌ川と違い、沢山の浅瀬がある日本の川と似ていて上空の雲も日本のものと似ていました。
⑥通常、山は川の上流に見えるものですが、下北半島を走るJR大湊線から陸奥湾越しに八甲田山が見えるアングルがありました。⑥はすぐ駅を降りて崖の上から描いたものです。岬が入り組んでいる地形なので地元の人は毎日見ている風景ですが、旅行者には思いがけない幸運に恵まれた光景でした。
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