フランス国鉄のレイルパスを使って各地を移動しながら、山と湖があるスイスに近い方面とフランスの4大大河の内、地中海に注ぐローヌ川・ピレネ山脈に発するガロンヌ川・パリ周辺を蛇行するセーヌ川の岸辺を20回スケッチした。
移動とスケッチがメインなので歩いている人に道を訊くことが最も多かったが、きれいな風景が見える場所への行き方や降りるバス停を言われることも多くヒヤリングが役立った。そしてmerci と礼を言うとde rien(どう致しまして)と返ってくる。いくらインターネットの地図で事前に調べても、最後は地図にはない階段や曲がり角の目印を表現する人の言葉がものをいう。
一方、チェックイン前にホテルについて荷物を置かせてもらい、鉄道駅やバスターミナルで出発ホームの位置や乗換え方法を訊くときは、後でもっといい表現のフランス語があったのではと反省するケースが多かったが、フランス語教室での積み重ねが役立ったことは間違いない。
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