御射鹿池(みしゃがいけ)のある八ヶ岳周辺は標高の関係でカラマツ林が多い場所です。カラマツは日本固有種で針葉樹なのに冬は落葉し春に新芽が出る落葉樹で、紅葉の時期は葉が独特の赤錆色に染まります。10年程前、仲間とオートバイで佐久へ行く途中の峠からコーヒーを沸かし暖をとりながら見た一面のカラマツの紅葉は鮮やかでした。
GW明けのこの時期は山の残雪模様と草木の新緑がきれいでスケッチに行きたい場所です。林に囲まれた御射鹿池は東山魁夷の絵のモチーフですが、平日は月・金のみ運行する渋の湯行き路線バスしか走っていません。
東山魁夷「緑響く」(上掲)は色調がコバルトブルーで気が付きませんでしたが、JR茅野駅からのバスを明治温泉入口でおりて池へ行くと人影のない静かなカラマツ林の新緑で、林の間から見える斜面は落ち葉の絨毯になっています。
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原 (金曜日, 24 5月 2013 12:03)
東山魁夷「緑響く」の絵のモチーフでしたか!知りませんでした。好きな画家で、好きな絵です。いい話を聞きました。夏に行くといいでしょうか?
以前、夏に上高地に行きましたが、良かったです。